診療のご案内

内視鏡検査

当クリニックでの内視鏡機器は平成25年5月からオリンパス社の「EVIS LUCERA ELITE エリート」を用いています。
「エリート」は平成25年にフルモデルチェンジした機種です。

画像がより明るく鮮明になりましたので、小さな異常も発見しやすくなりましたし、内視鏡検査を受けられる患者さんの苦痛を減らすことができます。

この機種には【NBI】という機能がついています。一種の赤外線観察と考えていただければ、ご理解いただけると思います。小さな癌病変も見つけやすくする観察法で、平成23年度の【発明大賞】を獲得している機能です。

胃カメラ

画像がきれいな新型です

オリンパス社の細径内視鏡を基本形として使用しています。
直径5.4mmで、従来機種に比べるとかなり細く、患者さんの負担はグンと軽減しています。

この細径内視鏡にしてから、「オエッ」とえづくことは減りました。

今までの細径タイプは暗くて画質に難点がありましたが、この「エリート」タイプは細部までの観察力がアップしています。
鼻から(経鼻内視鏡)でも口から(経口内視鏡)でもご希望にあわせて丁寧に検査します。
ご本人に余裕がありましたら、内視鏡画像の一部始終をデジタルの鮮明な画面でご一緒に観ていただくこともできます。

胃カメラの前処置

前日は夜9時以降は絶食でお願いします。
血圧の薬など、欠かすことができない薬がある場合、当日の早朝に(午前7時までに)少なめの水で飲んください。

鎮静剤の注射は使う必要がありません

車を運転して来院していただいて結構です。
安全に御帰宅していただけます。

大腸カメラ

体にやさしい新型です

今回の「エリート」機種の導入にあわせて、より細くて弾力があるタイプのスコープも採用しました。
複雑な腸管も、より苦痛が少ない検査ができるように努力しています。

大腸カメラの前処置

基本的に錠剤のビジクリア®を用いています。
下記のように、ビジクリア®を用いる方法は従来のニフレック®法(2000ml)に比べて、苦しくないと仰っておられる患者さんが多いです。

  1. 前夜に下剤(錠剤を3錠)飲みます。
  2. 当日、朝から当クリニックに来ていただき、指示の通りにビジクリア®を飲んでいただきます。少し塩味がする大粒の錠剤です。

15分ごとに5錠、合計40錠ほど飲んでいただくと、90分ぐらいから排便(下痢)が始まり、午後の検査の際にはほとんどの方は大腸の中は空っぽになっています。
(大腸の中が空っぽになっていると検査をしやすくなり、ご本人も楽になります。)

なお、ビジクリア®錠の特性から高齢者で血圧が高い方や、腎機能が低下している方は用いませんので、ニフレック®を用います。

ポリープ切除

大腸癌の多くは大腸ポリープ(腺腫、グループ3)から生じます。

なので、大腸ポリープがあった場合には、ポリープの段階で取り去ることが理にかなっています。ほとんどのポリープは検査の際に内視鏡で切除(広い意味で手術)します。

多くの場合は日帰り手術ですが、巨大なポリープを切除した場合には、傷口の保護を目的に一泊の入院をすることもあります。